AD/HD 発達障害 子供の個性 短所を長所に

ADHD の 個性は、 短所?長所?

 

通知表 所見の書き方 文例集 という本が売れているそうです。
最近の学校の先生は、子供に対して批判的な内容を
通信簿に記載することは、少なくなり、昔の教員のように
親も子供もビクビクしながら終業式の後に通知表(あゆみ)
見ることも少なくなりました。

 

 

 

とは、いうもののADHDの子供たちは、
「人の話を聞けない」「落ち着きが無い」と言った内容に
近いニュアンスの言葉を先生から頂くことも多いと思います。

 

通信簿通知表「あゆみ・こどものすがた」通知簿 成績表 れんらく簿
通信簿通知表「あゆみ・こどものすがた」通知簿 成績表 れんらく簿

 

 

解釈の仕方ひとつで子どのへ見方も変わってきます。
また短所を長所にして見ていく中で
どうしてもこの部分は短所と言う部分が出てくると思います。

 

長所とは言えない部分には、

 

◇妹や弟に暴力をふるう・・家族や妹弟を大切にする・・
思い通りならないとき暴力で解決しない
我慢がきかない・・我慢強さを身につける・・
◇すぐに騒いでしまう・・人の迷惑になることを認識させる・・平常心を保つ
◇死ね!バカなど悪い言葉を使う・・言葉の使い方で自分とは違った人格と
思われることを認識させる。

 

最低限命にかかわることには、体を張ってでも
止めさせること周りを見ないで渡ろうとした場合
その場で注意し叱らなければなりません。

 

 

甘えん坊 → 人にかわいがられる
だまされやすい → 純粋な、素直な
あきらめが悪い → ねばり強い、集中力がある
頼りない → やさしい、ひかえめな
あわてんぼう → 行動的な、
積極的な だらしない → こだわらない
いい加減な → こだわらない
短気な → 感受性豊か
意見が言えない → ひかえめな、協調性がある
単純な → 素直な
いばっている → 自信に満ちている、肝がすわった
調子に乗りやすい → 明るい、行動的、素直な
うっとおしい → 積極的な、面倒見がいい
つまらない → おだやかな、ひかえめな
うるさい → 元気がいい、
活発な つめたい → 冷静な

怒りっぽい → 感受性が豊かな
でしゃばり → 世話好き、積極的な
おしゃべりな → 社交的な、明るい
とろい → おっとりした
落ち着きがない → 行動的な、好奇心旺盛な
鈍感な → 物事に動じない
おっとりした → マイペースな、とらわれない、こだわらない
おとなしい → ひかえめな、おだやかな
面白みがない → まじめな
生意気な → 自信に満ちた、堂々とした
涙もろい → 感受性豊か、人間味がある
なれなれしい → 積極的な、社交的な、
かたくるしい → まじめな 鈍い → 物事に動じない
勝ち気な → 自信に満ちている のろい → 慎重な、落ち着いた
カッとなる → 情熱的な、感受性豊か
のんきな → こだわらない、マイペースな

変わった → 個性的な
のんびりした → こだわらない、落ち着いた
軽々しい → 積極的、行動的な
がんこな → 自分の意見を持っている、意志が強い
気が強い → 自信に満ちている
激しい → 行動的な、感受性豊か
気が弱い → ひかえめな、おっとりした、やさしい
八方美人な → 人付き合いが上手、社交的な
きたならしい → 行動的な、こだわらない
反抗的な → 自分の意見が言える、自立した
きつい → たのもしい、率直な、自己主張できる
人付き合いが苦手 → ひかえめな、協調性がある
→ 自分の意見が言える 人に会わせる → 協調性がある
喜怒哀楽が激しい → 感受性豊か
人見知りする → ひかえめな、協調性がある
きまじめな → 持続性がある、ねばり強い

ふざけた → 明るい、ユーモアがある、陽気な
気味が悪い → 個性的な 活発な、行動的な
口が軽い → 率直な、うそがつけない
不親切な → 他人に干渉しない、自主性を重んじる
口が悪い → 自分の意見が言える、率直な
不真面目な → 活動的、行動的
くどい → ねばり強い、意志が強い
ぼーっとした → 落ち着いた、おだやかな
暗い → おとなしい、ひかえめな
軽率な → 行動的な、積極的な
けじめがない → 集中力がある、持続力がある
負けず嫌いな → 努力家、向上心がある
けちな → ものを大切にする
周りを気にする → 気が利く、心配りができる
強引な → 行動的な、
無口な → おだやかな、落ち着いた

強情な → 意志が強い、自分の意見を持っている
無責任な → こだわらない、とらわれない
こだわりのある → 自分の意見を持っている、意志が強い
命令口調が多い → たのもしい、リーダーシップがある
面倒くさがり → こだわらない、物事にとらわれない
さわがしい → 明るい、活発な
しつこい → ねばり強い
自慢げな → 自己主張ができる 弱々しい → やさしい
地味な → ひかえめな、おだやかな
ずうずうしい → 堂々とした、積極的な
すぐ泣く → 感受性豊かな ルーズな → こだわらない
責任感がない → こだわらない
せっかちな → 行動的な、積極的な


ADHDの子供学校で問題になること

学校生活で問題になるのは以下のような状態です。

 

  1. 教科書やノート授業に必要なものは準備しない
  2. 忘れ物が多い(机の上に準備をしない家に忘れてくる)
  3. 手遊びやそわそわ体を動かす
  4. 椅子をガタガタ言わせ音をたてる
  5. 課題にとりかかれない
  6. 時間内に課題が終わらない
  7. ボーっとしていて先生の話を聞いていない
  8. 友達にちょっかいを出す
  9. 忘れ物や失くしものが多くしばし学習や作業が中断する
  10. 科目により取り組みに差がある
  11. おしゃべりが過ぎる
  12. 集中力が無い
  13. 質問が終わる前に答える
  14. 授業のじゃまをする
  15. 順番が待てない
  16. 順序どおりに並べない

 

家庭や先生が工夫すべきこと

 

先生には、教室の一番前にしてもらう・・
理想は中央が良いですが前席の
右寄りか左よりか調子の良い席にします。

 

グループ座りでは意識が先生の方には向かないため
出来る限り黒板に向かった席を配慮します。
ただしふざける子大きな声を出す子供は、集中力
妨げるので席を離してもらうと良いと思います。

 

体操服は、忘れやすく着替えるのが手間取るので
あらかじめ服の中に着ておくようにします。

 

作文や絵の作品に時間がかかってしまう場合
あらかじめテーマや題目を知らせてもらい
家でアイデアを考えたりして前準備をしておく

 

宿題の量が多い場合子供に合わせて加減をしてもらう。

 

学校の養護教諭担任医療機関など連携をとりながら
子供にとって良い方法を探っていかれると良いですね。

 

問題行動も連絡帳で知らせるのは大事なことですが
先生も神経質に逐一連絡を書くと
思わぬ摩擦がおこることもあるので注意が必要です。

 

 

ASHD 児童 の プライド

最近小学校や中学校でティーム・ティーチング (TT)
を取り入れ授業をすすめる学校が増えてきました。
TTとは?複数の教師が生徒を教える授業形態で
1人の教師が全体を教えている間、もう1人の教師が教室で
個別の生徒を巡回しながら教えるもので
授業の遅れやつまづきを少なくするメリットがあります。
T2は、教師が2人体制T1は、教師1人体制で授業をすすめます。

 

 

ただ日本のTTの場合、出来ない子ばかりべったりの授業になることが
多く、子供の中で「あの子は出来ないから・・」というレッテルを
植え付けることになってしまいます。

 

先生方にお願いしたいのは、特別その子ばかりにならないように
配慮をしてもらいたい・・ということです。

 

実際に、担任の先生が『TTの先生が「どうして◎◎くんは、こうなんでしょう・・」と
言っておられましたよ。』と言われたことがありますが
ADHD 児童のプライドを大事にしてほしい・・と思いました。

 

学校の担任であっても教育する側か見たら
ADHDの児童は、やっぱり困った子という認識のようなのです。
ですが、診断がおりたときに、担任の先生にお願いしたことは、
TTの先生にもADHD児であることを理解していただくように
伝えてもらうことです。

 

ADHDLDであっても・・知能の遅れではありません。
知能が遅れていないから、人間としてのプライドは
ちゃんとあるんですよね。
そのあたりのことを理解してほしいと思ったからです。

 

TTの指導をするにも1回あたり数十秒にとどめることが必要なんですね。
T2の先生は、クラス全体を見て回るつもりで授業をすすめられるのが
理想でできる子出来ない子を他の生徒に感じさせない
ADHD児自身に感じさせない授業が出来れば
相当力のある先生だと思うんですね。