大人 AD/HD 注意欠陥/多動性障害

大人のADHD 注意欠陥 多動症障害

大人になってから発達障害(ADHD)と診断されるケースが増えています。小学校や中学校の頃から集中しなければいけないのに外部の刺激によって集中力を保ち続けられない、衝動的に行動を起こしてしまうなどの症状が大人になっても改善できず仕事や人間関係に支障をきたすこともあります。

 

説明を聞く前に先走り物事をはじめてしまい重大なミスを犯す、物事を手順通りにできない(苦手)、飽きっぽく三日坊主、物事を完遂できない、仕事上のミスが多い、人間関係やコミュニケーションをとれず会社で浮いてしまう。様々な要因が重なり陰口や悪口のターゲットになることもあります。

 

人間関係の悪化を理由に会社を辞めさせられたり自ら会社を辞め自宅に引きこもる人もいます。自覚症状がないため社会の理解を得られることもなくと社会から阻害される大人のADHD 注意欠陥 多動症障害は少なくありません。

 

アスペルガー傾向の強い人。ADHD障害でも多動の傾向が強い人、衝動性が強い人不注意の傾向が強い人、個人差があります。周囲や家族の理解を得られず療育を受けないまま成長する段階で二次障害を発症しパニック障害、強迫性障害、社会不安障害チック(トゥレット症候群 トゥレット障害)などを併発することもあります。

 

トゥーレット障害トゥレット症候群とは?まばたき肩ゆらし鼻ならし咳払い・・

 

大人のADHD の 特徴

 

ADHD の 子育て本は、数多く出版されていますが大人 (成人)のADD ADHDに 関する書籍は、まだ少ないのが現状です。子供がADHD と 診断された 場合 父親 母親 の どちらか(あるいは両方)が注意力が無かったり集中できない整理整頓が苦手という方が多く親子で性格や気質(傾向)は、似るのが普通です。病院で「診断名」がついても治るわけではありません!ただ自分の苦手な部分、不得手な部分を理解すると失敗が少なくなり工夫することでより良く生きられるようになります。

 

子供用セルフチェックと大人成人用のセルフチェックをしてみましょう。
成人のADHDセルフチェック

 

成人のADHD には以下のような特徴が上げられます。司馬理英子著の「のび太・ジャイアン症候群 などに詳細が記載されています。私自身は、ADHDの検査はしたことがありませんが、特徴は、当てはまる部分が多いです。

 

 

整理整頓が苦手なのは、血液型のせいだと思っていましたがそうでも無いようですね。(笑)

 

 

  • 遅刻 が 多い
  • 優先順位を決められない
  • 鉛筆文房具など仕事で使うものを失くす
  • おしゃべりが過ぎる
  • 席に座っているのが苦手
  • 忙しそうな人のジャマをしてしまい怒られる
  • 周囲が騒がしいとまったく仕事ができない手につかない
  • 会話中、相手の話を聞いていないと言われる
  • 座っている時、手足を頻繁に動かさないと落ち着かない
  • 人から指示されるのが苦手。
  • ドアや引き出しなど閉め忘れる
  • 苦手なことに取り組むのことに労力を要し
  • 自分をいつも奮い立たせないと物事が出来ない。
  • 大事なものを失くす
  • 食べ物や飲み物をこぼす
  • 話しや話し合いで解決できず手が出てしまう
  • 最後までやり遂げられない
  • 電話帳の整理住所録の整理がむずかしい
  • 本を最後まで読めない
  • 何かに取り組んでいてもテレビや音楽など興味のそそられるものに没頭する
  • 事故にあいやすく救急車に乗った経験も何度かある(普通の人の3倍)。
  • 気が付くといつも自分の荷物で散らかっている
  • 机の上の整理整頓ができない
  • 提出期限を守らない提出物を忘れる。出すのが遅れる。
  • 酒をよく飲む。
  • ヘビースモーカー。
  • 仕事中毒と言われる。 どもる。
  • 仕事が続かない
  • 暴力的
  • とてもおしゃべりである。
  • 人の話しを聞くのが苦手で、自分のことばかり話す。
  • みんなに比べて、自分が回りの人から理解されにくいと考えている。
  • 浮き上がっていると感じる。 対人関係に自信がない。
  • 自尊心が低い、自信がない。劣等感が強い。
  • 人から言われたことですぐ傷つく、冷たくされたと感じる。 ストレスに弱い。
  • いつもイライラし、怒りっぽい。 ゆっくり落ち着いた気分になれない。
  • かんしゃく持ち。
  • 何かが上手くいったあと、落ち込む事がある。 気分が移り変わりやすい。
  • ヒステリーの傾向。 いつも人の目が気になって、落ち着けない。
  • 何かしたくなると、我慢出来ない。
  • 素直になれず、つい思ってもいないことや反対のことを言ってしまう。
  • 無計画でいき当たりばったり。
  • パチンコ、マージャン、競馬などのギャンブルに依存しやすい
  • うそをつく、盗む。 言葉遣いや行動が乱暴。
  • クレジットカードの限度額を超えて買い物をすることが多い。
  • 計画的に家計を考えない。
  • 自己破産。
  • 家庭外で恋愛をしている。
  • 離婚歴がある。
  • 自殺企画(10%)。
  • 家族にアル中やうつ病、そううつ病、薬物中毒の人がいる。
  • 高校を中退(留年)

 

子供に「自分に点数を付けるとしたら何点?」と聞いてみたところ
0点」という答えが帰ってきました。
ADHD児は、周囲から叱責されることも多く
自己評価が、低いのです・・。
能力が劣っているわけでは無いしさぼっているわけでは無い・・

 

扱いにくく困った子供というのは、先生や親が困っている以上に
自分自身が、一番困っている・・子供の心に寄り添い自己肯定自尊心を高めてあげたいと痛感しました。

 

子供のころ、忘れ物が多く叱られてばかりいた。勉強に集中できず先生に毎日注意をされていた。頑張っているのに「残念な子供時代を送ったあなた」もしかしたら自分が気付いていないだけで発達障害だったのかもしれません。

 


大人 の ADHD学校編

子供 が、ADHD と 診断された時、周囲の人は、
「あなたの子供時代は、どうだったの?」と聞いてきました。
私自身、診断は、受けていませんが、思い当たることが多々ありました。

 

小学校 の 通知表(通信簿)には、兄も私も
「落ち着きが無い」と書かれており私は、兄を見ながら
自分は、もう少し気をつけないと!と子供ながらに感じていました。

 

当時は、ADHDという言葉も無く周囲から、
忘れ物の多い子」「チョロチョロしている」「怪我が多い」というレッテルは、はられていました。

 

兄は、幼少時代から「落ち着きが無く、集中力に欠ける子」で勉強は、平均して平均以下、LDの傾向だったと思います。そして普通学級に在籍していましたが「劣等生」でした。

 

私自身の小学校時代は、国語も算数も社会も理科も
体育音楽全ての教科が、平均以上、
ただ中学に行くと数学が理解できなくなり
10段階で、10、9の中数学だけ2(笑)でした。
高校時代も、10、9の中、数学だけ赤点で得意なものは得意苦手なものは苦手な通知表でした。

 

親は、多忙を極め私たち子供を放置してたし、今と違って全て平均に!と押しつけられること無く
伸び伸び過ごせたので、良かったと思います。

 

人間得意分野苦手分野が、あって普通です。苦手分野を認めつつ、得意分野を伸ばしていく!!
ADHDの子供には、自尊心が底上げが大切です。得意分野でその特性を生かした仕事も見つかるはずです。

 

 


大人のADHD 就職 仕事編

大人のADHDは治るの?というご質問を頂きましたが
ADHD多動症障害は、脳の機能による障害なので
一生治ることは、ありません。

 

子供と違って大人は、経験値が増えて行くため
多動傾向は、目立たなくなります。周りの働きかけや意識で改善されるのです。

 

兄もLDやADHDの傾向がありましたが、高校卒業後○○○園芸専門学校に進学。現在は、専業農家となり野菜作りの分野では表彰を受けるほどになりました。

 

私自身卒業後就職結婚するまで10年間転職はしていません。
出産後始めた仕事も10年以上続けています。
ADHDだから仕事が続かない続けられないということはありません。

 

就職前にアルバイトをして自分の適職を探るのも
有効ですよね?私のアルバイト編。↓↓

 

▼郵便局のアルバイト、規則正しく同じ場所でハガキを入れる作業・・これは楽しかった
▼土産物屋のアルバイト、計算がむずかしい
(算数が苦手なので)お釣りが計算できない・・包装ができない
▼弁当仕出しのアルバイト、これは、面白かった、動き回るので退屈じゃない
▼そば屋のアルバイト、「いらっしゃいませ〜」と言えない(気が小さい)

 

じっとしていられない計算でパニックに陥ることから
事務は、除外、自分に合った仕事は、必ず見つかります。

 

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注意欠陥障害や多動症障害は、誰もが思いつかない
アイデアやヒラメキも多く普通の人以上に大輪の花を咲かせます。
障害を隠して就職しようとか、マイナスなことばかり考えずにいきたいですね。