ADHDの子供を先生にお願いする仕方頼み方
ADHDの子供を育てていく上で担任の先生にお願いしなければならない点が出てくると思います
担任の教員によっては、ADHDに理解をしめしてくれる教師もいれば自分は、ベテランだから・・と知識より経験を重視される先生がおられます。実際に若い教諭の方が、教育に前向きで一生懸命取り組んで下さる方が多いようです。
子供は、学校で過ごす時間が長いからと言って
100%学校にたくしてしまうのでは無く
ある程度家庭でも取り組むことが大切です。
低学年や中学年のうちは、宿題を見てあげる・・
毎日毎日家事や下の弟妹の育児がある母親にとって
宿題を毎日点検するのは、想像以上に重荷だと思います。
ただ親が時間をさき宿題を見ることで
励ましたり応援することで子供がヤル気を出す姿が見られます。
時間割の点検をすることも大変ですが
ADHDの子供には、大事なことです。
家庭でやるべきことをやった上で学校に協力を仰ぐようにします。
基本は、家でやることをやった上で学校にお願いすることです。
また教師は、たった一人で30人40人の子供を見ています。
たった一人の子供だけに力を注げるわけではないことを
理解したうえで相談されることが大切です。
参観日や保護者会懇談会にも参加し学校での様子を把握し
過ごし方を理解するようにします
教師のためのLD・ADHD教育支援マニュアル
注意欠陥多動性障害 の子どもたちは、学校や授業中に
以下のような状態が見受けられます。
- 授業中そわそわして落ち着かない
- 窓の外の景色や廊下の音が気になって授業が上の空
- よく忘れ物をする
- 順番待ちが苦手
- 友達がしていることをさえぎってしまう
教員のためのADHD児童の支援の方法や授業の進め方に関する
書籍は、何冊か出版されていますが、田中康雄(タナカヤスオ)さんの本は、
先生方の評価も高く専門的な内容になります。
教師が、発達障害(ADHD)の子供がいる教室で気をつけたいことや
意識すると良いことを書いた本ですが、保護者の方にも勉強になる1冊です。
【送料無料】教師のためのLD・ADHD教育支援マニュアル [ エドナ・D.コ-プランド ] |
例えばADHDの子供と接するとき大切なことは、自尊心を上げてあげること
彼らは幼稚園保育園など幼児の頃から大人(先生や親)に何倍も叱られ注意されダメな子のレッテルを張られています。
子供のプライドを大切にし褒めることで自信をつけてあげます。
「動いたらダメ」と言われても手や足をせわしなく動かしてしまう・・
「何度も同じことを言われたら分かるの?イイカゲンにして」
「だめな子」「どうして,そんなことをするの」「考えたら分かるでしょう」
ADHDの子供は、全てに集中しないわけではありません。
自分の好きなことや興味のあることは、何時間でも夢中になって取り組みます。
絵や工作が得意なら、出来上がった作品を教室に掲示します。
ADHDの子供たちは、認められたり褒められることが少なく
学校の友達からもバカにされることも少なくありません。
ADHDの子供を意識することで教室の雰囲気は、変化し
仲間やクラスメートとの関係も良くなるはずです。
- 貢献や協力に注目する→「◎◎くんのおかげだよ」「うれしい」 「◎◎くん助かったよ。ありがとう」
- 過程を褒める→「よく努力したね」 「頑張ったね」
- 成果を褒める→「とてもよくできたね」 「キレイな字で書けたね」
- 成長を褒める→「◎◎が出来るようになったね」
- 失敗を受け入れる→「残念だったね」「頑張ったのにね」
- 肯定的な表現を使う→「気が小さいんじゃなくて、慎重なんだよ」
- 相手に判断をゆだねる→「あなたはどう思う?」
会話や話しかけ言葉かけは一方的な言い方では無く
◎◎という方法と▽▽という方法があるけど□□くんは、
どっちが良いと思う?と問いかけることで
ADHDの子どもは、自分が選んだ答えの正しさを認識し
どのようにしたら良いのか判断できるようになります。
発達障害の子供を育てる教師 親 の 苦労
発達障害の子供を長年育ててきた親は、長年悩み苦しんできた保護者が大半。
放置していて問題行動が見られる場合と、親が愛情をかけても
上手く親子関係が築けない場合もあります。
しつけもスムーズに行かず、何度言い聞かせても言うことを聞かない子供・・
どうやって育てれば良いのか苦労している保護者の方が
多いと思います。親の立場である私が思ったことは、
頭でっかちの先生だと、保護者にアドバイスをしますが、これはNG。
まずは、大変な子供を育てている親をねぎらう・・
親をねぎらうと自然に先生は、分かってくれる!という安心や信頼を得られます。
親は、行儀の悪い子供しつけが出来ない子供と言われて
自責の念から、厳しくしつけ育児が上手く行っていない場合があるからです。
対応の難しさに困っているのは、親も同じ。
またそれ以上に困った子自身も
困っている状況ということに目を向けて欲しいと思います。
- 担任→親をねぎらう
- 校長教頭学年主任の先生→担任をねぎらう・・
- 親は、配慮してもらったことに感謝
私の場合、養護教諭の先生特別学級(支援学級)の先生担任の先生が、
それぞれ「皆で見守っていこうね」と声をかけて下さいました。
頑張ってね!じゃなく見守っていこうね!!本当にあったかい言葉でした。
教師 の 理解
先生へのお願いの仕方というテーマで、親の視点から書いていますが、
発達障害の子供が学級に存在することは
教師にとっても大きな重圧なのだと思います。
親がまず子供の様子を理解しておくことで相互理解を深めていきます。
責任感の強い先生や、使命感の強い先生は、
親からのプレッシャーに加え校長や教頭の管理下
クラス全体の目標への到達など時間の無い状況で
発達障害の子供1人だけを教育しているわけではありません。
あれこれ要求したところで、教育していく子供たちは、
何十人もいるのですから、先生にしてみたら、
「もっと家庭でなんとかして」と叫びたい状況だと思います。(笑)
まずは、教師と保護者の信頼関係を良好なものになるよう
親は、学校の先生に対して要望や要求するばかりにならないように気をつけます。
親と教師の関係が良好なものになっていくと
子供も落ち着きを取り戻し、良い状況に向いていくものです。
足並みそろえていくのが大事ということを理解しておきましょう。