AD/HD 発達障害 問題行動 と 対処法 事例で 解決 問題行動 対応マニュアル

困った子への対応 「声が大きい子」の対処法

声が大きい子の対処法

ADHDLD高機能自閉症アスペルガ―障害 によって起こる問題行動
事例をもとにした対応マニュアルと支援の ヒントをご紹介いたします。

 

声の大きさをコントロールできない子は、大騒ぎをするわけではありませんが、「うるさい!」「静かにして」と言われることが多いようです。周りがいてもいなくてもお構いなしで大声を出すため家族や先生周囲に迷惑をかけます。言い聞かせても興奮し、声のコントロールができません。大人になってもいますよね??こういう人・・(笑)図書館や電車の中で大きな声で話す・・静かにしてください・・と注意される人(大人なのに。)

 

周りの状況によっての判断力が乏しいのかもしれません

 

 

 

事例1小学3年生のA君は、ADHD児お風呂でも車でも学校の教室でもおしゃべりをしていけない時でも大きな声でお話をしてしまいます。そんな時の解決法です・・

 

◇声には、ボリュームがあって
ボリューム0(心の中だけの声)
ボリューム1(ひそひそ声)
ボリューム2(少し小さい声)
ボリューム3(普通の声)
ボリューム4(大きな声)
ボリューム5(とても大きな声)のお話をします。

 

A君は、いつでもどこでもおしゃべり好きな明るいキャラクターですが
いつも大きな声でお話するので周囲が耳触りになる時があるのです。
たとえば、普段のおしゃべりの声を基準にボリューム3は、普通の声の大きさ、
お風呂でお話する時は、声が響いて聞こえ・・
ボリュームいくつでお話しすればよいのか聞きます。
同じようにすぐ近くのお友達や兄弟とお話する時は、
ボリュームいくつで話すか聞きます。
眠っている人がいるときなど色々なパターンをしめし、
ボリューム0(ゼロ)があることを教えます。
ボリュームゼロは、心の中だけでお話しすることを教えればOKです。
自分の主張ばかりしてトラブルを起こす子供にも効果的です。

 


「ゲームで負けると泣いて騒ぐ子」の対処法

事例2ゲームで負けると疳癪をおこし泣いて暴れるB君の解決法・・

 

◇ゲームは、負けることがある
ルールを守るズルをしないズルをしたら罰として1回休み
負けても騒がない最後までやる・・このような約束をし
泣いて騒ぐからと言って勝ちを譲るのは、NG。
怒って騒ぎゲームをめちゃくちゃにしたらやり直して
再度取り組ませます。
負けても騒がなかったら「まけても騒がなかったエライね」と一声かけることを
お忘れなく・・。

 

事例3掃除が終わった後掃除道具の後片付けが出来ないCさんの・・解決法

 

発達障害の子供の場合、言葉での理解がしにくい場合と
絵や図面の理解がしにくい場合があります。
Cさんは、言葉での理解が弱いためホウキ雑巾モップなどロッカーの入れ方の
写真を貼っておくなどすると良いですね。

 

聞くより見た方が伝わる場合と見るより聞いた方が理解できる子と
特性は、さまざまです。その子の特性に合わせて解決の糸口を探るのが大切です。
同じように、筆入れには、鉛筆5本消しゴム1コ定規1本など
見て確認できるように配慮します。

 

 

 

評価シートで(1)対人関係・社会性(2)コミュニケーション能力(3)興味とこだわり
(4)不注意(5)多動性(6)衝動性(7)認知・推論(8)聞く(9)話す(10)読む
(11)書く(12)数・計算(13)教科全般(14)運動(15)その他の行動
(16)情動・その他、の項目について特徴をチェックできます。

 

就学前のお子様には、↓こちらの本が分かりやすいです。
自分の子供の特性や長所短所が見つかり
支援のヒントを得られます。ただし診断は、専門機関で行われます。

 

「いすに座っていられない子」の対応の仕方

事例4いすにじっと座っていられずいすブランコの状態で授業中いすをゆすってじっと出来ない授業は、黒板の前に行き書いたりさせてもじっとしているのが苦手そのままいすごと倒れることが多いD君の解決法

 

教室の椅子

 

 

 

授業に集中できない

 

授業集中できる時間が短い子は、そわそわし集中の糸がすぐ切れます。
そんな子供には、授業に参加しながら動くことで気持ちを切り替えをさせます。
たとえば黒板の前で字を書く。などです。
適度に褒め声をかけ授業に集中しやすい環境に持っていきます。

 

落ち着きのない子は、イスブランコをしています。椅子ブランコを見つけたら
「大きな声で注意」するのではなく静かに教え諭します。

 

大きな声で注意されると「あの子は、先生に叱られる悪い子だ
とクラスメートからレッテルをはられ問題行動 がエスカレートするからです。

 

子供には、様々な特性が見られ短期記憶力が弱い子、言葉で約束してもすぐに忘れる子
計画性が無い子状況判断が甘く何度も同じ失敗を繰り返す子もいます。

 

教師の側からしたら、何度注意しても言うことを聞かない子供は、
「悪い子」という認識で接してしまうかもしれません。また気長に教え諭しても
期待し裏切られるとガッカリするでしょう。両者の信頼関係も損なわれます。

目 が 合わせられない 目 を 合わせられない子の対処法

事例5目 が 合わせられない 目 を 合わせられない 人に合わせられない子の対処法

 

人と目が合わせられない、目を見て話しを聞きなさいと言っても
目を見て聞こうとしないじっとしていられない話しがかみあわないそんな子がいます。
イスにじっと座っていられない教科書やノートの準備ができない、
教科書を開いていても内容を、見ていない、整理整頓は苦手で机の中
ランドセルの中は、ぐちゃぐちゃそんな子いますよんr。

 

ADHD(注意欠陥/多動性障害)と思われる子供は、
1クラスに1〜3人は、いるもので授業で問題となる行動は、以下の通り。

 

親子

 

 

  1. 教科書やノート筆入れなど授業の準備が出来ない
  2. 他の生徒の邪魔をしちょっかいを出すおしゃべりをする
  3. 消しゴムを細かくちぎる
  4. 消しゴム鉛筆の扱いが幼稚(うまく消せない字を丁寧に書けない)
  5. いつも足や手をそわそわ動かしている
  6. 落ち着きがない
  7. 質問が終わる前に答えてしまう

 

保護者に理解を求めつつ保護者と教師が協力することで改善できることが
増えます。ADHDの特性や特徴を学校の先生が十分に勉強し
指導のスキルを上げてもらうことが最優先です。

 

ADHDの子供たちは、上に上げた問題行動 のため
これまでに叱られ続け自分のプライドが低く自己評価の低い子供たちです。

 

負の連鎖を避けるためにADHDの子供が他の子供より
出来ない部分に、多少、目をつぶる覚悟が必要です。

 

非難される→叱られる→自分は出来ない人間だと本人が思う
注意される→叱られる→努力しても無駄なんだダメな人間だと思いこむ
クラス全員の前で叱る→クラスの中で「あの子はダメな子なんだ」という空気が
流れる→本人も自分は、ダメな子なんだと自己評価が落ちる

 

普通の子のように目を合わせられない目を合わせない子供がいたら・・
目を合わせた時に「よく目を合わせられたね」を声をかけることで
目を見ると褒められることを意識するようになります。

 

同じようにじっとしている瞬間を見つけたらすかさず褒める・・
クラスに何十人もいる中でADHDやADHDの疑いありの
子供がいる場合サブティーチャー(講師)の手を借りられるように
校長教頭 先生に働きかけることも必要です。