AD/HD 発達障害 困った 悩み Q&A 質問と回答

発達障害(ADHD)注意欠陥・多動性障害じっとせず動き回る悩み

 

ADHD 注意欠陥・多動性障害と診断された7才の男の子です。

言葉が十分に発達しておらず意思疎通が上手く行きません。
時折大声や奇声を発しじっと出来ず立ち歩くか
いつも身体を揺れ動かしていて押さえつけても動き続けます

ADHDは、知的な遅れはないものの、落ち着きがなく、
人の話を最後まで聞けないと言った症状で
保育園や幼稚園小学校に行かれた時
運動会や参観日で一人だけ浮いた場面を
何度か経験されたことと思います。

 

小学校に入学する前就学時健診などで指摘されたり
保健センターで【不注意】【多動】【衝動性】の検査を受けた方もいらっしゃいます。
ADHDは、「落ち着きがない」、「人の話しをきけない」、
「我慢出来ない」、「ずっと動く」「育てにくい」
「兄弟など同じように育てたのになぜこの子だけ?」と困った状態です。
家庭でも保育園や学校でも続きますが
保護者によっては、子供の個性だと判断する場合もあり
医療機関に出向くことも親の判断となります。

 

ただ質問者さまの場合ADHDと診断結果が明確ですし
保護者が、ADHDと子供を理解することで
落ち着きのない子供を押さえつけて
じっとさせることが、逆効果でADHDの子ならではの
個性の伸ばし方もこれから見つけることで
これまでの悩みが解消され子育てに光を見いだせるでしょう。

 

医療関係者では無いので詳細は控えますが
俗に言うリタリン→中枢神経興奮剤の「塩酸メチルフェニデート」が
有効とされており多動を抑制して集中力を高める効果があります。

 

リタリンの副作用としては、食欲不振、高血圧
神経症状として興奮、チック、舞踏病様症状、Tourette症候群、
ジスキネジア等の不随意運動、けいれん等の報告があります・
そのためチック、Tourette症候群の既往、興奮性のある患者
6歳未満の小児は安全性が確立されておらず禁忌となっています。

 

 

 

低身長 成長ホルモン分泌不全性低身長症 とADHD

8才の男児です。4才の時成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断され

低身長の治療を始めました。
8才になり落ち着きが無い忘れ物が多い
ランドセルに教科書が入っているのに探せないと言った幼さが目立ち
受診したところADHD注意欠陥・多動性障害と言われました。
学力は、普通で体力もあり運動神経も普通より上です。
ADHDと低身長は、何か関係がありますか?

忘れ物や紛失が多いおしゃべりで他人のじゃまをしたり、
先生が説明してもぼんやり上の空
聞いていないようで実は聞いている・・
行動が突発的で危ない場面に何度も遭遇する・・
低身長の治療は、毎日注射を打つんですよね?
お子様も保護者の方も頑張らなければ続きません。

 

低身長と知能指数低身長と学力体力は、
必ずしも関係があるとは、言えません・・
お子様の場合も学力体力は標準以上に力を発揮されているので
ADHDの診断結果には、驚かれたことと思います。

 

最近の研究では、遺伝子異常で低身長を引き起こす
アーシュコッグ症候群とADHDを併発している男児の
X染色体を調べた結果、FGD1という遺伝子に異常が見つかったそうです。

 

統計でみると、女児よりも男児に多いADHD女児の8倍男児の
注意欠陥・多動性障害が多いと言われています。
ただADHDの 原因が 遺伝子レベル であることと
一生付き合っていく必要があること・・
そして低身長治療で補充療法をしていらっしゃるなら
低身長治療では、不足した部分を補充する・・
ADHDの場合は、脳の機能障害なので治ることはありませんが
周囲の理解や言葉だけで症状を目立たなくさせることは可能です。

 

発達障害 を 保護者や教師に伝えるべきか?

チックが目立つ6才の子供です。不必要に眼球を動かし

目線を合わせないなど問題が見られ診断を受けたところ
発達障害ADHDだと診断されました。学校関係者教師他の
保護者には、知ってもらた方が良いですか?

発達障害がある場合、正しく理解してもらうために
他の保護者に伝えるべきか否か悩むところですが、
私の経験上、他の保護者には、言うべきでないと考えます。

 

支援をしてもらうために多くの方が理解をしてくれるのは
理想ですが、実際、敬遠されたり同情されたり
見当違いの対応をされることが多いものです。

 

とくに母親というのは、噂好き・・人間自分よりも愚かなものと
自身を比較し優越感に浸るものです。以上の理由から保護者には、
話しても、とくにメリットは得られないと思った方が良いでしょう。

 

一方、学校の教員には、伝えた方が、良いと思います。
ADHDの子供にとって分かりやすい方法は、クラスの他の子にとっても
分かりやすいことが多いからです。
授業を分かりやすく指示を分かりやすく環境を整える・・
教師の力量が問われますが、支援を受けやすくするために
ADHDであることどんなことを苦手としているのか
どんなことを得意としているか、そのための言葉かけや
指導方法を考えていきやすいためです。

 

ADHDの子供は、他の生徒と比較して問題行動が多いことが
多いもの、教師が、問題行動に対してあるいは、
頑張ったことを認めたりすることで、それまで差別されていた
子供に対しクラスメートの関わりも変わってくるはずです。
先生の対応一つでADHDの子供は、長所を伸ばし短所を
目立たなくできるもの・・もちろん家庭での働きかけも大切ですが、
学校側と、話し合い、子供にとってよりよい方向へと導いてあげたら
ステキなことですね。

 

保育園 で 座って先生の話が聞けない子供

保育園で座って先生の話が聞けない

歩き回ったりいたずらをしたり他の子と喧嘩してトラブルを起こす
給食を食べるときお行儀が悪い・・
ところかまわず奇声を上げる疳癪(かんしゃく)を起こすなどの
トラブルがあります。保育園では、兄弟が多いから愛情が足りない
家庭環境に問題があるから?しつけが悪いからと言われます。

 

家庭では、病人の介護もあり実際兄弟も多いですが
兄弟の中でも人一倍養育に気を配っても
一向に改善しません。どうしたらいいか八方ふさがりです。
どのように育てたら良いのか正直深い悩みです。

私の息子も質問者さまとまったく同じ状態でした。
保育園や周囲からは、かまい過ぎ?しつけをちゃんとしていないと批判され
辛い日々を送っていました。
軽度発達障害がある場合いくら愛情を注いでも
どんなに厳しくしつけをしてもどんなノウハウ本を読んで教育しても
医学的には完全に治すことは難しいとされています。

 

軽度発達障害の場合IQ(知能指数)が低いわけでもなく
普通児よりも高いことさえあるぐらいです。
この軽度発達障害の子供の子育ては容易ではありません。
想像以上に大変なことは私も経験したのでお気持ちお察しいたします。

 

質問者さまのお子様は、幼稚園保育園なので
今後さらに様子を見て行かれる必要があると思います。
軽度発達障害とは?ADHD(注意欠陥多動症障害)LD(学習障害)
高機能広汎性発達障害(高機能自閉症)のことで
「見えない障害」なんですね。

 

どこか普通と違うどこか他の兄弟と違う
色々な方法で褒めたりなだめたりして育てているのに
育てるのが難しい子供。

 

ただ何か問題行動があったときに「ADHDの子供だから
問題行動を起こします」と開き治るのではなく
家庭や保育園学校などで工夫すべき点を話し合い
皆で見守るのが親にとっても子供にとっても理想的に思います。

 

昔は、学級の中に一人や二人落ち着きが無い子供や
乱暴な子供も一緒に教室で過ごしてきていた子供が
障害児と認識するのは、親にとっては、マイナスのイメージも
あろうかと思いますが、子供の長所をより伸ばし
欠点を補うための対処法を試されるだけで
随分改善しますのでお試しになってくださいね。

 

 

軽度発達障害診断の必要性

軽度発達障害 の 診断 が保護者や子供本人にとってベストなのか

悩みます。知能検査を行ったところ知能指数は、平均よりかなり高く
予測する数値が低いと診断されました。
眼球が終始動いているから一度診察を受けたら
ADHDの診断が下されると思うとアドバイスされました。

 

実際遠方の病院に行きADHDのレッテルを張ることが
子供にとって良いことなのか悪いことなのか判断がつかず悩んでいます。

軽度発達障害は、教師(学級担任)保育士(担任の先生)の指導力の無さでも
力の無さでも親の育て方子供の扱い方しつけが問題ということではありません。
知的障害や知能障害自閉症とは違ってADHD児の場合
幼稚園保育園学校では親に対して「子供をしっかり育ててない」と理由づけしたいもので
逆に親からしたら「学校・保育園の先生の指導力の悪さ」を指摘したいものです。

 

子供の問題行動の数々を周囲の人々が親(先生)の責任に転嫁してきたからです。
軽度発達障害であっても知的水準が高いため、問題行動を起こすたびに親や周囲先生から
怒られることが多いADHD児。わたし自身、子どもの行動に対して、苦手なところなんだろうな・・得意なところ頑張っても上手くいかずに困っているところなどが理解できるようになりADHDの特性を以前より分かるようになりました。苦手なところは、親1人が気負わず先生にも協力を求めると良いと思うし親と先生と両方からのサポートで子ども自身が成長していく手助けになると思います。レッテルと思うと、マイナスなイメージですが、ADHDの子も発達障害の子も、本当は、すごい子たちなんです!!そういう良い面を引き出してあげられる楽しみを持って育てていきたいですね。

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