LD 学習障害とは?何?
LD 学習障害とは?Learning Disorders,Learning Disabilitiesの略で
LD(学習障害)と呼びます。
全般的な知的発達の遅れは無いのに
聞く話す読む書く計算することに著しく困難な状態で
生まれつきの中枢神経の働きの障害によるものと考えられ
脳に何らかの機能障害があると推測されます。
学習障害は、学習が苦手ですが知的障害とは、別のもので
目も見えるし耳も聞こえるのに聞くのが苦手な【感受性言語障害】
話すのが苦手な【運動性言語障害】読むのが苦手【読字障害】
書くのが苦手な【書字障害】計算するのが苦手な【算数障害】
推理するのが苦手な障害が「ありこれらの6項目のうち
1つが極端に出来ない状態をさします。
2つ3つ複数の障害を合併しているケースもありますし
特定できない学習障害もあるのです。
学習障害に関する本は、こちら・・
発達障害センター全国都道府県別一覧表
WISC-V 知能検査 について
LD 学習障害 聞いて理解する
LD 学習障害の子が聞いて理解できない子供は、聴覚に異常が
あるわけでもないのに聴覚認知がうまく出来ない状態です。
- 似た音を聞き誤る
- 一生懸命聞いているのに内容が理解できない
- 言葉のみの指導が理解できない
- 話し言葉中心の授業についていけない
- 集団行動がとれない
- 聞き間違いをするため人と違った行動をする
- 落ち着きがない
- 指示された行動を始めても違う音がするとそちらに気を取られる
- 話していると話がどんどんずれていく
- 用事をたのむと3つのうち1つしかこなせない
- 指示されたことを忘れる
LD 学習障害 見て理解する
視覚障害では無いのに、見て理解することが
難しく目に入る情報を何を優先させて自分にとって
必要な情報か理解するのが難しい状態です。
- 全てのものが同じ強さで目に飛び込んでくる
- 落ち着きがないように見える
- 教科書の文字が追えない
- 文字や行を読み飛ばす
- 良く似た文字を読み間違う
- 漢字を書くと線が足りないあるいは1本余分に書く
- 漢字の細かいところが不正確
LD学習障害空間認知について
上下左右前後東西南北遠近縦横の位置関係を
理解するのが困難で視覚認知のある子供に空間認知が
見受けられる場合があります。
- 鏡文字を書く・・
- 筆算の桁がずれる
- 図形の学習が苦手
- 迷子になりやすい
- 地図の見方がわからない
- 自分自身の身体部位の感覚が鈍い
- 前後左右が即座に分かりにくい
- 視点を変えて見ることが難しい
- ロッカーの位置を覚えられない
LD の 診断
LDは、学習障害ですが、単に「勉強できない」という
レッテルをはるものではなく
その子供に応じた学習をするために定義にあてはめるに過ぎません。
学習障害(がくしゅうしょうがい、Learning Disorders,Learning Disabilities, )略して
LDは。教育現場では学習が困難学習内容が異なっているといった
とらえ方ですが、医師によっては、学習ができないと解釈する先生もいます。
文部省としての定義は、「学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、
聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの
習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものである。
学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、
視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、
環境的な要因が直接の原因となるものではない。」と1999年に発表。
全体的な能力は劣っているわけでは無いので海外のLDの子たちは
学習支援を受けながら大学にも入学できますが
残念ながら今の日本の制度には、ありません。
学習障害 特別支援学級デメリットについても調べておくと良いですね。