ダウン症

ダウン症 特徴

ダウン症 は、突然変異によっておこるもので「目尻が上がりまぶたの肉は厚く身体は小柄。顔の中心が成長しないのに顔の外側が成長するため目がつりあがったように見えます。

 

鼻は低く、頬が、丸く、あごが未発達といった特徴がみられます。吊り上った小さい目を特徴とする顔貌(特異的顔貌)と精神発達遅滞 も見られます。乳幼児期の言葉の遅れ判断力記憶力に問題があり普通学級の授業にはついていけません。

 

母親の出産年齢も影響するダウン症候群

 

母親の出産年齢が高いほど発生頻度が増加します。
25歳で1/1200、30歳で1/880、35歳で1/290、40歳で1/100、45歳で1/46の確率で発生します。

 

 

母親から23本父親から23本の染色体を
半分ずつもらい生まれるはずが
ダウン症の赤ちゃんは、染色体が47本あります。

 

発達障害本

 

 

ダウン症

 

ダウン症のすべてがわかる本

 

  1. 21番トリソミー型(ダウン症の大半がこのタイプ)
  2. 転座型(21番トリソミー型に次いで多いタイプで14番染色体にくっつき過剰になっている状態)
  3. モザイク型(受精卵が分裂する際に異常が生じ23組46本の染色体と23組47本の染色体が混ざった状態

 

 

ボーダー(境界域)知能指数は70 - 85程度。知的障害者とは認定されない。
軽度知能指数は50 - 69程度。理論上は知的障害者の約8割がこのカテゴリーに分類されるが、本人・周囲とも障害にはっきりと気付かずに社会生活を営んでいて、障害の自認がない場合も多いため、認定数はこれより少なくなる。生理的要因による障害が多く、若年期の頃では健康状態は良好。先進国平均では85% - 90%程度が軽度だといえる。
中等度(中度)知能指数は35 - 49程度。合併症が多数と見られる。過半数の精神年齢は小学生低学年程度。
重度知能指数は20 - 34程度。大部分に合併症が見られる。多動や嗜好の偏りなどの行為が、問題になっている。概ね精神年齢は4歳児程度しかない。開発途上国や後発開発途上国には多いといえる。
最重度知能指数は19以下程度。大部分に合併症が見られる。寝たきりの場合も多い。しかし運動機能に問題がない場合、多動や嗜好の偏りなどの行為が問題になる場合がある。実際の精神年齢は1歳児程度。上記の重度と同様開発途上国や後発開発途上国には多いといえる。


ダウン症 平均 寿命

同級生 に ダウン症の子がいました。1人は、男の子もう1人は、女の子。
男の子の方は、私が、20代の時に亡くなってしまいました。
女の子は、40歳です。

 

保育園のとき私は、ダウン症の女の子と隣同士で座っていました。
「声を出さないおしのような子」だった私。
ある日の給食でコロッケが出ました。
30年前コロッケは、今よりもっとご馳走で、大好きなコロッケを
さぁ食べようと思った瞬間ダウン症の女の子が
雑巾で私のコロッケをぐちゃぐちゃにしました。

 

30年以上も前の、強烈なインパクトの思い出です。
40歳になった時小学校の同窓会で
「(ダウン症の)○ちゃん元気?」「元気だよ」と話題になりました。

 

小学校は、養護学校に通った○ちゃん、保育園の頃の思い出しかありません。
でも皆の心には、エンジェルキッズ○ちゃんがいました。
小学校の同級生は、子を持つ父になり母になっています。

 

ダウン症は遺伝子異常が白血病発生率や心臓疾患になる確率が
健常児より高いと聞きます。医学が発展した昭和50年以降
平均寿命は、伸びています。ただ身体的に実年齢+20歳が体の年齢と
言われており高齢で痴呆を発症するケースもあります。

 

ダウン症は、長生きできるの?出来ないの?と論じるより
実際にダウン症をケアする家族親さんや兄弟の存在も
知って欲しい・・福祉や介護が充実した社会になることを祈りたいですね。

ダウン症 出生前診断 出生前検査

ダウン症

ダウン症 の 出生前診断(出生前検査)には、超音波断層法羊水検査絨毛(じゅうもう)検査 母体血清マーカー検査(トリプルマーカーテストなど)があります。

 

▽超音波断層法・・母体への負担が少ない検査で赤ちゃんの体を
外から見ることができます

 

▽羊水検査・・母親のおなかに細い針をさして子宮内の羊水を少量とり
調べます

 

▽絨毛(じゅうもう)検査・・子宮口から器具から子宮内の組織をとり
赤ちゃんの状態を調べる検査

 

▽母体血清マーカー検査(トリプルマーカーテストなど)・・母親の血液を
とって生まれてくる赤ちゃんの異常や病気の確立を調べる方法。

 

ダウン症は、1000人に一人の割合が起こるもので
出生前診断の目的は、早期に赤ちゃんの状態や異常を
判定するのが目的です。

 

ただこれらの出生前検査は、義務ではなく、妊婦の判断に委ねられ
出生前診断が必要かどうか、賛否両論あるのが現状です。
実際に、胎児がダウン症だと分かった場合大きく育った胎児の
人工妊娠中絶を選択する母親も多いのです。

 

いずれの選択をしたとしても母親を批判することは出来ません
ただ物言わぬ障害を持つ胎児に選択肢は、ありません。
障害児を産み一生育てる母親女性の中絶を選択する権利、
きれいごとでは、子供を育てられません。

 

出生前検査でダウン症だと知りながら産み育てるのも
それは、夫婦の選択肢。
現在母体保護法では、胎児の異常を理由とした
人工妊娠中絶は認められていません。

 

私には、ダウン症の子どもは、いません・・
妊娠して子供が生まれて育てる中
良かった・・ダウン症じゃなくてよかった自閉症じゃなくて・・
そう心の中で思う自分がいました。

 

おそらく健常児しか育てたことが無い母親は、同じことを思うと思います。
我が家には、身体障害者精神障害の家族が同居していますが
実際育てる中、子供たちは、多少悪くても、障害を
抱えていないから・・良かったと思っていました。

 

低身長児(成長ホルモン分泌不全性低身長)だと診断されたときは、
どうしてちゃんと普通の大きさに育っていかなかったの?と
自分を責めましたが、やはり「小さい」くらいどうってことは無い事でした。

 

自分の子供がADHD多動症だと分かった時「やっぱり」と思ったし、
家族の反応も「そうなの」。

 

私が、一番傷付いたのは、自分が知らず知らずのうちに
人を比較し「差別」してきたことでした。
人間に優劣は無い!と言ってもそれは、偽善者の発言でしか無い・・
結局育てた人にしか分からない・・

 

ただ子供がカワイイと思う気持ちは、同じだと言えることだけ。