発達障害 スクールカウンセラーに相談する
臨床心理士、精神科医、大学教員の資格が必要でほとんどのスクールカウンセラーは、臨床心理士の資格を持っています。学校心理士(日本教育心理学会の認定による資格)などを持つ者が「スクールカウンセラーに準ずる者」として認定されることもありますが9割は、臨床心理士です。学習障害、注意欠陥多動症候群、高機能自閉症などの発達障害を抱える児童生徒の増加によりスクールカウンセラーの役割も大きなものとなっています。スクールカウンセラーは、学校内でカウンセリングをしてくれる人で
もし小学校にスクールカウンセラーの先生がいなくても
中学校から小学校に相談に来ることも可能です。
学校には、担任の先生や養護教諭のほかに
悩みに乗ってくれる先生がいますし
保育園なら保育士がいます。
スクールカウンセラーの役割はコンサルテーション
(保護者や先生との相談)コーディネーション(教育に関する助言指導)を行い
全国1万以上の小学校にスクールカウンセラーが派遣されていますが
全体の1割未満というのが現状で各都道府県地域差があります。
- 児童へのカウンセリング
- 保護者へのカウンセリング
- 先生とのコンサルテーション
- 授業中の児童の観察
- 他機関との連携(通級なども含む)
- 特別支援教育に関する助言・研修
- 不登校児への家庭訪問
知能検査を指導に生かす方法
知能検査には、集団(団体)用の検査と個別検査があり
個別検査で代表的なのが、以下の3つ
- 田中・ビネー式知能検査(1歳から成人まで幅広く使用できる)
- WISC-3 知能検査(ウェクスラー式(対象年齢によって3種類がある)
- K-ABC(教育アセスメントバッテリー)
知能検査によって、問題行動が起きる背景を保護者教師ともに
探ることが出来るのがメリットで、レッテルを張るものではありません。
クラスの子供の問題行動は、生活習慣の乱れが原因なのかもしれないし
子供自身の能力に問題があるのか?
担任の先生の力不足なのか?家庭の問題なのか?把握することができるからです。
もしLDあるいはADHDが原因だったと分かれば
学校の対応や家庭での対応を代えて言う必要があるんですね。
実際学習障害の子供の保護者が
数ヶ月で子供を立ち直らせた例もあります。
小学2年生のA君は、周りにいじめられ周りに対しても攻撃的。
ADHDを疑われ知能検査を受けたところA君は学習障害でした。
保護者は、毎日毎日文字を書かせ・・字を間違えても
質より量書いたら褒めるを繰り返しました。
本人も保護者も頑張り文字が書けるようになり
今度は、マスから文字をはみださないように書かせる
さらに日記を書かす・・ここでも1行よりも2行と言った具合に
量にこだわる・・意味が通じるとか作文の正しい書き方
句読点も二の次でOKなのです!!じょじょに自信を持つようになった
A君は、友達にいじめらることもいじめることもなくなり
非常に穏やかな子供になったそうです。
ADHDLDと悲観するより可能性の芽をつむことなく
より子供の才能を伸ばしていけたら幸せなことなんですよね?